ホーム > ダックスフンド > 病気予防と対処法と原因 > 子犬期や先天性で気をつける病気
小型犬の子供は、体が小さい上に活発に動くので、怪我や病気をしやすいものです。
ダックスフンドは先天的な関節の不完全形成や、皮脂の分泌異常などが起こりやすい犬種なので、子犬期からしっかりケアをしておきましょう。
ここではダックスフンドの子犬期にかかりやすい7つの病気を解説していきます。
対処方法や注意するべき点をまとめていますのでダックスフンドを飼っている方、これから飼おうとしている方は参考にしてみて下さい。
ここでは以下の病気や注意する事を解説しています。
どれも子犬期に発症しやすい病気なのでその原因と治療法などを頭に入れておきましょう。
・環軸椎亜脱臼(かんじくついあだっきゅう)
・股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)
・停留精巣(ていりゅうせいそう)
・組織球腫(そしききゅうしゅ)
・感染症(かんせんしょう)
・脂漏症(しろうしょう)
・異物誤飲(いぶつごいん)
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軽いふらつき、重くなると呼吸困難を引き起こす病気です。
頭と首のつなぎ目には、
第一頚椎(けいつい)[環椎(かんつい)]と
第二頚椎[軸椎(じくつい)]と呼ばれる骨があります。
この骨が頭の動きを担っています。
これらが不安定となり、骨の中を通る神経を刺激します。
その結果、
多くの場合、
先天的な骨の形成異常が原因となります。
痛みだけなら、消炎剤を投与したり、
コルセットで固定して安静にしていれば治ります。
麻痺や呼吸困難などが見られる場合、手術で根本から治療します。
先天的な形成異常や外傷によって、第一頚椎(環椎)と
第二頚椎(軸椎)の関節がズレる事で、中を通る神経が圧迫されると、痛みや運動障害が起こります。 |
股関節形成不全は、運動を嫌がり、肥満にもつながる病気です。
発育段階で股関節が正しく育たない病気です。
遺伝的な問題と、成長期の偏った栄養摂取が原因で股関節形成不全にかかります。
運動を嫌がるので太りやすくなるので注意しましょう。
鎮痛剤を投与して痛みを和らげます。
症状が改善されない場合は
骨を削る手術を行います。
手術を受ける場合は、麻酔のリスク、費用などを獣医師からしっかり聞きましょう。
成長期には、偏った食事をしない事でこの病気を防げます。
スーパーなどで市販されている安いドッグフードを与えるより、
100%無添加物フードを与えるようにしましょう。
オススメは下記のナチュラルフードです。
そのままにしておくと、
将来腫瘍(しゅよう)ができる恐れがあります。
ダックスフンドのオスの子供の精巣は、
生後数ヶ月で陰嚢(いんのう)に下がり、正常な位置に移動します。
精巣が下がらずに
お腹の中に残る状態が停留精巣です。
生活に支障はありませんが、
停留精巣が見つかったら早めに治療しましょう。
若いうちに(遅くても2歳までには)
去勢手術をうけ、摘出をします。
触ってみてしこりがあれば疑う病気です。
1~2歳の子犬の頭や足にできる事が多い良性の腫瘍です。
患部は赤く丸く膨らむので触る事で発覚します。
毛が抜けることもあり、外見で分かる事もあるのですが痛みはありません。
現在、組織球腫が発生する原因は分かっていません。
健康に支障はありませんので、
自然と治るのを待ちます。
しかし、放っておいても
ダックスフンドの体にしこりがあれば
一度獣医に診せてみましょう。
発熱、嘔吐をもよおし、最悪の場合、命を落とすこともある病気です。
ダックスフンドの子犬期は免疫機能が未熟なので感染症には特に注意しましょう。
生まれたての子犬がかかる犬ヘルペス感染症は命を落とす確率が高く、発熱や嘔吐などを引き起こすジステンパーは子犬期によくみられる病気です。
腸が侵されるパルポウイルスやコロナウイルスにもかかりやすいので注意して下さい。
感染症は一度かかってしまうと、
完治するとは限りません。
予防接種を受けることが一番の対策となります。
1年に1度は必ずワクチン接種を受けるようにしましょう。
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毛の艶がなくなり、体臭がきつくなる病気。
皮膚から過剰に分泌される病気です。
主な症状は、
ホルモンの分泌異常や、脂肪分の摂り過ぎ、寄生虫や感染症などにより起こります。
原因は様々な病気です。
専用の薬用シャンプーで体を洗います。
市販されているモノで大丈夫です。
ビルバック(Virbac)犬猫用 セボダーム(乾性脂漏症シャンプー) 250ml
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他には、
低糖質食を与えて脂肪分の摂取量を抑えます。
継続的に良い食事管理をしましょう。
できるだけ、100%無添加物ドッグフードを与えてあげましょう。
↓
人間の物を飲み込んで大事に至ることがあるので身の回りの物には注意しましょう。
家の中にある、小さなビー玉、梅干しの種、道端の石、
自分のフンを食べてしまう犬も多くいます。
怖いのは人間の薬を誤って飲み込んでしまうことです。
飲み込んだ物によっては、
下痢や嘔吐、最悪の場合は命を落とすこともあります。
いたずら好きの子犬期は特に注意しましょう。
誤飲した物を直ちに吐かせます。
場合によっては、
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