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犬にも種類により絶対に気を付けねばならぬ病気が存在しする事を覚えておこう

ダックスフンドの椎間板ヘルニアの予防法と対処法

▼ダックスフンドが椎間板ヘルニアに掛りやすい理由は?

ミニチュアでもカニヘンでもダックスフンドである以上、椎間板ヘルニアには非常に掛りやすいと覚えておきましょう。

 

ここではその理由について解説して行きます。

 

ダックスフンドを椎間板ヘルニアから未然に防ぐ方法など、参考にして下さい。

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ダックスフンドは胴体が長く、肥満になりやすい

ダックスフンドは皆様ご存知の通り胴体が長く短足の犬です。

 

胴体が長い分歩く度に腰に負担がとても掛るのです。

 

その原理は、こうイメージすると良いかもしれません。

 

トランポリンの真ん中にとても重いおもりを乗せると、

トランポリンは重りにより下に沈みます。

 

ダックスフンドは胴長の為に、

歩く度にこの重りが負担になっていると考えておきましょう。

 

少し大袈裟かもしれませんが、トランポリンで言うおもりが乗った状態で常に歩いていると考えておくと良いかもしれません。

 

肥満になれば成るほどこのおもりが重くなるのです。

 

ダックスフンドがヘルニアに掛った場合の症状

ダックスフンドがヘルニアになると特定の症状が出ます。

 

身体を揺らすようにユサユサとゆっくり歩く

 

散歩の途中でよく止まる様になる

 

走らなくなる(痛みの為に走れない)

 

表情に元気がなくなる

 

意味もなくクンクン鳴くようになる(痛みから)

 

上記のような症状が表れた、らヘルニアを疑ってみましょう。

 

病院ではどのような治療を受けるのか

まず動物病院に行くと大抵2パターンの治療法の選択を迫られます。

 

【自宅で治療】

こちらの場合は、絶対安静が条件で、

飼い主自身が薬を投与して行きます。

 

薬が弱い分、治療までには時間が掛りますが、

「通院しつづける」事なく手軽に治療が行えます。

 

薬が弱い為犬への負担はあまりないので、健康的に治療が出来るのがメリットでしょう。

 

デメリットとしては治療に時間が掛る事で、

およそ2週間くらいを目途に見ておきましょう。

 

【入院して治療】

入院してヘルニアの治療をする場合は、強い薬を使います。

 

薬が強い分、早く治療出来るのは最大のメリットです。

 

ただし、犬自身に負担が掛る為、

獣医さんと良く相談してから決めましょう。

 

どのような薬でヘルニアを治療するのか

一番効くのはずばり「ステロイド」です。

 

ステロイドの種類にもよりますが自宅で治療する場合は、

 食後の2回ステロイドを投与する事になります。

 

これにより痛みは和らぐので、

一時的に元気になりますが油断してはいけません。

 

薬の効果が切れるとまた痛むので、

ステロイドを投与した後も走り回れない状況を作ってあげる事が大切です。

 

例えば、ストレスにならない程度の広めのゲージに入れておき、

激しく動けないようにしておくなどの工夫をしましょう。

 

薬は与え続ける事が大切です。

 

通常は3日、4日間投与し続けてから経過を診せに再度動物病院へ行きます。

 

その後は、ヘルニアの進行具合により再度薬を貰います。

 

早ければ1週間、遅くても1ヶ月以内には治療はできるでしょう。

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ダックスフンドの椎間板ヘルニア手術

手術で椎間板ヘルニアを治す方法もあります。

 

その手順を解説して行きます。

 

まず、動物へ連れて行っても「即手術をましょう」と言う獣医師は少ないです。

 

大抵は、1日ステロイドなどを投与して様子を見る事になります。

 

それでも、治らない場合は手術を受ける事になります。

 

MRIを受けに動物病院に行き、どこにヘルニアがあるかを確認します。

 

麻酔をするので、「万が一の事があっても異議を申し出ない」との誓約書も書く事になります。

 

この誓約書は動物病院ではどこでも必ず書かされます。

 

ヘルニア手術に限らず、去勢手術、歯石を取る手術など、

どのような手術でも麻酔を使う場合は誓約書にサインを必須となります。

 

手術が終わっても数日は立ち上がる事も出来ません。

 

しかし元気はあるので動物病院に会いに行ってあげると良いでしょう。

 

2、3日入院してヘルニアの経過を見て初めて退院となります。

 

ダックスフンドの場合は、

 「肥満」がヘルニアの原因の全てになるのでダイエットを心掛けましょう。

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