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犬がかかりやすい脳の病気

(いつまでも「犬の元気」を守ってあげたい!)
(いつまでも「犬の元気」を守ってあげたい!)

人同様、犬も痴呆症を患う事があります。

 

いわゆる、老犬になるとボケが始まる事があります。

 

他には、突然痙攣する、「てんかん」と言う脳の病気もあります。

 

水頭症(すいとうしょう)と言う麻痺を引き起こす病気にかかる事も...

 

早めに異変に気付けるように脳の病気の意識を深めておきましょう。

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てんかん

(脳の病気は突然襲ってくる事もある。早めに病院へ)
(脳の病気は突然襲ってくる事もある。早めに病院へ)

【原因】

 

前庭と言う大脳にある神経細胞が変化すると起こります。

 

様々な病気が引き起こします。

(低血糖・肝臓病・腎臓病・脳の炎症・脳腫瘍・脳の奇形・脳の損傷)

 

痙攣の発作を起こす病気です。

 

犬がびくびくと身体を震わせるように麻痺をしたら即動物病院に連れて行きましょう。

 

【症状】

 

突然起こります。

 

手足の硬直があり倒れます。

 

重症化すると口から泡を吹き意識を失います。

その他横たわったまま足を振るわせたり(痙攣)口、顎をガチガチ開閉する症状もあります。

 

【治療法と予防法】

 

原因不明時は抗てんかん剤を投与します。

 

基本的には原因となる病気の治療をして行きます。

 

使用中の薬が原因となる事もあるのでその際は使用を中止します。

 

水頭症(すいとうしょう)

【原因】

 

脳脊髄液が増えてしまい、脳を圧迫する病気です。

 

頭蓋骨の内部にある脳室は脳脊髄液で普段は満たされています。

 

それらの脳脊髄液が何らかの原因で急激に増えてしまい脳室が大きくなり脳を圧迫する病気です。

 

水頭症の多くは先天性の物です。

 

【症状】

 

症状は脳の、どの部分が圧迫されているかにより異なってきます。

 

痴呆症は、大脳皮質が圧迫される事で起きる病気です。

痴呆症になりやすい犬はたいていの原因はこれです。

 

また感覚が鈍くなり麻痺を引き起こすのも特徴です。

 

大脳辺縁系の障害は性行動の異常や気性が荒くなり攻撃性を増して行く場合もあります。

 

異常食欲や食欲不振に陥る事もあり、これは間脳や視床下部に障害が引き起こしています。。

 

【治療法と予防法】

 

薬で脳圧を下げたり、手術の選択もあります。

 

薬で脳圧を下げたとしても一時的な場合もあり再発する事もあります。

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痴呆症になりやすい犬とは

(日本犬(柴犬や秋田県など)は痴呆症にかかりやすい!)
(日本犬(柴犬や秋田県など)は痴呆症にかかりやすい!)

痴呆症になりやすい犬は実は日本犬が圧倒的に多いのです。

 

日本犬で有名なのは、柴犬です。

 

洋犬は痴呆症になりにくいデータがあります。

 

犬は痴呆症一歩手前まで来ると、

攻撃性が増したり、不快な行動をとるようになります。

 

しかし、最近は洋犬ブームなので中々痴呆症の犬と触れ合う機会がありません。

 

いざ遭遇した時に驚かないように

 

痴呆症を患う犬もいると言う事を理解して犬と快適な生活を送って行きましょう。

 

 

日本犬が痴呆症にかかりやす理由


(魚を食べる事で痴呆症は防げる)
(魚を食べる事で痴呆症は防げる)

それは、食生活の変化に対応できていない事にあります。

 

少し掘り下げて詳しく解説して行きます。

 

日本犬は縄文時代から人と一緒に生活してきています。

 

これは愛知県から見つかった犬の骨のDNAを研究した結果、

現在の柴犬や甲斐犬、秋田犬のDNAとよく似ていた事によって明確になりました。

 

今からおよそ7200年前から7300年前にこの柴犬に似た犬と一緒に人は暮らしていたのです。

 

現代の犬とは姿は大きく異なります。

 

例えば骨から見るに、どちらかと言うとキツネのような顔をした狼のような姿であったり、

脚の骨も太くすこしたくましい身体つきをしたいたようです。

 

国内で見つかった骨から上あごや下あごの歯が失われていた事もわかっており、

これは生前に何か強い物を噛んで失ったと憶測されます。

 

つまり、猪などを狩るために飼われていたようです。

 

この時代の日本犬の祖先は、猟犬として人と共の暮らしていた事が分かります。

 

 

ただの猟犬だけとして飼われていた分けではありません。

 

非常に愛されていた事が分かっています。

 

縄文時代には犬を埋葬していた証拠が出ています。

 

この時代の日本犬が何を食べていたのか、骨からコラーゲンを分析して研究もされています。

 

コラーゲンの中に含まれる炭素と窒素の割合が食べ物により異なってくる事を利用して、

より詳しい事を分析しています。

 

その結果、人の骨と同じ数値であった事が分かっています。

つまり人間と同じものを食べていた事になる証拠です。

 

縄文時代の食べ物と言うと米や、魚、肉などがメインになります。

この時代は森や海、川、豊かな自然が豊富にあったので食べ物には困らなかったようです。

 

縄文時代の日本犬の食生活は飼い主の残飯をメインとして食事をしていました。

 

日本犬の祖先は、米や魚、肉がメインだったので

現代のドッグフードが主流になった食事にそう簡単には身体が適応できていないのです。

 

当時のように魚を食べれば、日本犬も痴呆が防げます。

 

魚脂に含まれている「DHA(ドコサヘキサエン酸)」「EPA(エイコサペンタエン酸)」という脂質が脳に働き痴呆症、その他の病気の予防のにも絶大な効果を持っている事が分かっています。

 

魚を食べて育ってきた祖先のDNAを受け継いでいるので

現代の日本犬はドッグフードばかり食べているので痴呆症にかかりやすいと言う分けです。

 

 まとめ

 

犬も脳の病気にかかります。

 

麻痺したり、年老いて攻撃性が急に強くなってきた犬はもしかしたら

何らかの、脳の病気におかされている可能性があります。

 

早めに治療を開始する事をオススメします。

 

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