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【ポメラニアンはコートカラーの種類が豊富で多彩】様々な種類の被毛のカラーを持ったポメラニアン。その被毛の色の違いを解説して行きます。毛の色が違うと性格も変わってくるのでしょうか。
ポメラニアンの種類はおよそ15種類
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ポメラニアンの特徴の一つとして、様々なバリエーションを持っている被毛にあります。その種類は15種類あると言われているのです。
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・オレンジ
・ホワイト
・ブラック
・クリーム
・オレンジセーブル
・レッド
・ブラウン
・ブラックタン
・パーティーカラー
・ウルフセーブル
・チョコレート色
これだけ豊富なカラーを持っているのですから、そのカラー独特のブリーディングのルーツ(歴史)があるわけです。
様々な個体を掛け合わせて珍しい色のポメラニアンを作り上げている事になります。
他の犬種の影響を受けるのでおなじポメラ二アンでもそれぞれ違った歴史を持つ事になります。
その為、
よりスタンダードなポメラニアンを優位とする一般的な血統では、単色の方がよい血統とされています。
(様々な犬種を混ぜて珍しい色のポメラニアンにすると、スタンダードから逸れて行く為)
現代ではその影響は少なくなってはいますが毛色ごとの特徴を紐解いて行きましょう。
ポメラニアンと言えばこの色を想像するでしょう。
この犬の特徴でもある美しい被毛をもっとも綺麗に輝かせるカラーです。
一番人気の色で出回っている数も多いです。
同じオレンジでも濃い赤みの掛った色から薄い褐色まで豊富です。
ポメラニアンの祖先と言えばスピッツですが、実はこのホワイト色は最もスピッツを連想させる色になります。
ポメラニアンは海外ではスピッツとして定義づけられていますが、
ポメラニアンが大型スピッツであった時代はこのホワイト一色だったと言われています。
今では小型化され、現代のポメラニアンになったのでホワイト色でもスピッツの面影は感じられなくなりました。
ホワイトの毛色はポメラニアンの可愛らしさをより一層惹き立たせてくれます。
昔から根強い人気のある色になります。しかし今ではこの色の頭数は減って来ています。
ポメラニアンを反映させた国と言われている本場イギリスで大人気のブラック。
実はこのブラックポメラニアンが日本に来たのは最近の事です。
その為、日本国内では以前より多く目にする機会が増えました。
英国では愛好家が沢山いるカラーです。
日本でも人気が更に高まると予想されています。
実はポメラニアンがペットとして流行した頃は、現在一番目にするオレンジではなくこのクリームでした。
ポメラニアン創世記を支えてきたカラーとなります。
この犬種のフワフワの毛に合っているカラーで有名な色です。
今でも一定の愛好家を抱えています。
オレンジの地毛に褐色(タン)をプラスした色になります。
最近ではポメラニアンのブリーダーがこぞってこの色を生み出している事もあり、
褐色が混じっているポメラニアンが目立つようになりました。
アンダーコートが濃い褐色(タン)にオーバーコートが薄いオレンジの組み合わせになっています。
毛先が黒くなっているのも特徴です。
オレンジに似ていますがより濃い毛色がレッドです。
この色のポメラニアンは明るく元気な印象を与えてくれます。
スタンダードなモデルはもともとこの色に近いので、ポメラニアンの気質に最も近い色と言われています。
活発な性格のポメラニアンによく合っています。
被毛はブラックペースになっていますが、
目の上やマズル、胸、四肢にくっきりと褐色(タン)が混じっています。
個体により豊富なバリエーションも楽しめより珍しい毛色だと高額になる事もあります。
やや個性的な色ですが近年では注目が高まり人気を集めています。
白ベースに様々な箇所にレッドや褐色(タン)、ブラックなどの班が1色や2色など混じっている色をパーティーカラーと言います。
パーティーカラーのポメラニアンは元々はパピヨンから来ています。
その為気質もポメラニアンにパピヨンが混じっています。
利口で賑やか。そんな印象を与えてくれます。
このウルフ・セーブルはポメラニアン独自のカラーです。
ポメラニアンには元々存在するカラーになっています。
珍しい色なのでブリーダーが繁殖させたように思われるのですがそうではありません。
野生的でどこか力強く見えますが、性格は本来のポメラニアンその物です。
根本は淡く、毛先は黒くなっています。
全体的にはブラウンやイエローが混じっているような印象を与え、褐色とブラックの班がある模様です。
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現在では様々なコートカラーのポメラニアンが誕生していますが元々はこんなに種類は多くありませんでした。
現在の数十種類にも及ぶ毛の色は長年のブリーディングの賜物です。
ポメラニアンのオリジナルカラーはオレンジだと言われています。
典型的なスピッツを彷彿させるその体型、容姿から、北極地方の犬種(サモエド)を
ポメラニアンのルーツとしている事もあります。
19世紀にヴィクトリア女王(英国)が第一回のクラフト・ショー(イギリスのドッグショー。世界的にも大きく現在でも開催は続いている)にポメラニアンを連れて出場した際は、毛色が真っ白な犬が主流でした。
これは祖先が“サモエド”と言う真っ白な犬に由来しているからとされています。
ビクトリア女王がクラフト・ショーに参加した事から
世界的にこのポメラニアンに目がとまり改良が重ねられて行きました。
当時は体重が13キロもあったと報告されています。
この体の大きさからより小型にするように改良を重ねて行きました。
より小さくする為に様々な犬種が混じったのでしょう。
それと同時に毛色の種類も増えて行ったのです。
現在最も有名な色、オレンジやセーブルはこの頃に定着して行きました。
同じオレンジでも濃さが異なっていたり、セーブルでもオレンジ~クリームまで多彩です。
異なったポメラニアンが集うととてもカラフルでその場がちょっとしたパーティーのようになります。
これもポメラニアンの多彩な毛色の魅力と言えるでしょう。
ポメラニアンのカット方法について解説します。
◇ショー・カット
ポメラニアンの美しさが存分に発揮されるドッグショーから来たカットです。
長年愛されて来た容姿が魅力的に映ります。
もともとポメラニアンはふんわりと豊な被毛を持っています。
ですからカットも豊かさを損なわないようにトリミングは最小限にとどめる必要があります。
このショー・カットは、綿あめのような自然のまろやかさを演出しつつ華麗さも押し出すスタイルを目指します。
全体的のフォームは親善な丸みのある円形で、そこに小さなツンと立った耳と、
真っ直ぐに背中まで覆った尻尾が扇を広げたような形になるのがポイントです。
胸の毛は上を向いた時にボリュームのある、三日月の背中のような半円になる様にカットします。
つぶらな常に濡れている真っ黒な瞳を輝かせ、軽快にあるくその姿にファンが多くついているのです。
◆ペット・カット
最近はポメラニアンの人気が高まってきたこともあり、新たなカットが注目を集めて来ています。
俗にペット・カットと言い、正統派とは異なり、遊び心があるカットになります。
これが新たなポメラニアンの魅力を生み出しているのです。
一番有名な物は、柴犬カット(豆柴カット)と呼ばれるものです。
体も耳も、顔もお尻も全部短く切りつつ、丸みを持たせるカットになります。
人気が出て来ているのですが、ポメラニアンは本来、毛を短く切る犬種ではなく、
一度被毛を短くカットしてしまうと毛が生えて来なくなる、と言う失敗もあるので注意しましょう。
(毛は生えて来るが非常に時間が掛る)
短髪のサマーカットも同じく、一度バリカンを入れると、被毛や地肌が一気に痛みます。
豊富な被毛は暑苦しそうですが、暑さをしのぐ役割も持っているので注意しましょう。
ポメラニアンの毛を短く切ると、しっかり生え揃わない場合もあると言うリスクも検討しましょう。
コートカラー単語の意味
・単色(オレンジ、レッドなどの茶系が多い)
全身1色で統一されている毛を持つ犬の事 またの名を、“ソリッド”と呼ぶ事もあります
ポメラニアンの中では2色以上の混合色より優位(血統的に)とされています。 これは他の犬種には適応されません
・セーブル(全身に表れる場合や体の一部に表れる場合がある)
体の一部に混じっている斑をセーブルと言います。 ホワイト、クリーム、レッド、シルバー、オレンジなどと言った薄い地にブラックが混じります。
個性ある色です。
・タン(目の上、マズル、胸、顔周りに出やすい)
全身ではなくて体の一部に入る褐色の班を“タン”と呼びます。 タンにも2種類存在します。
リッチ・タン 地色は問わず地色よりも濃い場合
ライト・タン 地色より薄い場合
・パーティー
タンのようですが、地色が白である事が条件になります。 そして班が1色か2色入っている事をパーティーカラーと呼びます。 他には“パイド”や“パイボールド”とも呼びます。
パーティーは背中や、顔にはっきりと出る事が多いのも特徴です。 |
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