ホーム > ポメラニアンについて > ポメラニアンとは > ポメラニアンのドッグショー

【ドッグショーイメージ】
【ドッグショーイメージ】

ドッグショーは誰でも参加可能

あまり知られていないのですが、ドッグショーは誰でも参加が可能です。

 

 ドッグショーと言うと

小型で被毛もフサフサで、レベルの高いポメラニアンが沢山参加しているイメージが多く、素人には手が出ずらいと思いがちです。

 

しかしそのような事はありません。

 

 優勝を目指すような方達はストイックに育てていますが、参加だけなら誰でも出来るのです。

スポンサード リンク

ドッグショーに参加するメリット

ポメラニアンのドッグショーに出るメリットを考えてみましょう。

 

ドッグショーは同じ犬種が、容姿や歩き方、美しさなどを競い合わせる場です。

 

同じ犬種がそろうので参加している犬とお友達になれたり、他の犬を見れる良い機会になります

 

そして何より、ポメラニアンと言う犬種を深く知るよい勉強になるのです。

 

愛犬の質を高める意味でも、積極的に参加させると良いでしょう。

 

ドッグショーに必要な手続きとは

ドッグショーは一般の方でも参加が出来ると前述しました。

 

何も特別な事は必要ないのです。

 

具体的な参加方法ですが、犬種団体の会員になり愛犬登録をしていれば、

基本的にはドッグショーに参加が出来るようになります。

 

手続きなどは支部に電話したり、譲り受けたブリーダーなどに相談すると詳しく教えてもらえるでしょう。

 

ドッグショーの目的

参加条件を理解した所で、ドッグショーの目的を理解しておきましょう。

 

ドッグショーは、「スタンダード」を競わせる大会です。

 

「スタンダード」とは、その犬種の本来の美しさの事です。

いかにスタンダードに近いかを競うのです。

 

この背景にはミックス犬の存在がいます。

 

ミックス犬(雑種)の流行により、同じ犬種でも、他の犬種の血が少し混じっていたりと、

本来の姿とは多少離れた犬種が誕生しているのです。

 

つまりドッグショーは自然交配を肯定しており、

本来の美しさを保存する“犬種保存”の意味合いも含まれている大会と言えます。

 

マナーを身に着けて参加しよう

 

ドッグショーに参加するには、マナーをしっかりと身に着けておく必要があります。

 

まず、他人に体を触られても抵抗しないようにしておきましょう

 

ショーでは、審査員が身体の各部員を触り、

口を開けて歯の噛み合わせ状態を確認したりします。

 

この時に嫌がったり、吠えたり、噛みついては勝負になりません。

 

対策としてはドッグランや公園に行き、

他人に身体を触ってもらい慣れさせるようにしておく事です。

 

歩かせ方も問われる

ショーでは独特の歩かせ方を必要とします。

 

これは、いかに犬を魅力的と審査員に思わせるかが鍵となります。

 

よく分からない初心者の方は、ドッグショーに慣れたブリーダーに聞いてみるのも手でしょう。

 

ブリーダーは最低限のドッグショーには参加しているはずです。

 

慣れた人に聞くのが一番の近道です。

 

具体的には、審査の方法は1審制(1回のみのチャンス)で、

リング(ショーをする舞台)に犬と登場してゼッケン順に並びます。

 

ゼッケンの番号順に審査員に個体審査を受けます。

 

個体審査はリングの上で、

 

・歯の噛み合わせ

・骨格調べ

・歩き方

 

を見られます。

 

歯の噛み合わせですが、

しっかりと歯がそろっているか、上の歯、下の歯の噛み合わせに異常はないか

などを確認されます。

 

骨格調べでは、まず身体の各部位を触られます。

審査員が触っている時に大人しく出来ているかも問われます。

必ずしつけをしておきましょう。

 

歩き方は、具体的にはリングを歩くのですが、ペースが肝心になります。

人間で言えばやや早歩きでしょう。犬にもやや早歩きを覚えさせる必要があります。

この歩き方を【トロット】と呼びます。

 

犬の首が上を向いて歩く事が犬をより美しく魅せます。

 

ブリーダーに教わり、毎日練習しましょう。

 

人の左横を首を上げて歩けるようにしましょう。

練習方法としてはリードを付け、人が左側犬が右側を歩き、

名前を呼ぶなどして犬に左を向かせて歩かせるよう癖を付けましょう。

 

歩くスピードも練習する必要があります。

 

注意点

 

リング上では、犬に声を掛ける事があまりできません。

 

普段から声かけ指示で慣れさせてしまうと、

ドッグショーで実際に何もできない子になってしまいます。

 

後々苦労する事になり兼ねないので、常に声掛け操作で犬に指示するのはやめましょう。

 

年齢が若いクラス(ジャパンケネルクラブの場合は生後4か月からベビークラスのショーに参加可能)で参加させる場合は、成績にこだわらず、ショーに慣れさせる事を目的として参加しましょう。

 

“慣れ”がないと犬も人と同じで、最大限の力が発揮できないのです。

 

ドッグショーでの走らせ方

走らせ方ですが、同じ犬種同士で行います。

ポメラニアンであればポメラ二アン同士で行います。

 

リングに登場するとき、同じ犬種がリングを一周します。

 

まずは円を描いて走ります。

 

つぎに、11頭の犬を審査員が審査する時はI字走行(アップダウンとも言う)トライアングル(三角形)走行を行います。

 

I字走行では、審査員の元から真っ直ぐ一直線に歩き、ターンをして戻って来ると言うハンドリングが必要になります。

 

トライアングル走行では審査員の元から前に真っ直ぐ歩き、ある程度の距離を歩いた後、

直角に左へ曲がる感じでまたある程度の距離を歩き、更にターンをして審査員の元へ戻ると言うハンドリングです。

歩く距離はリングの大きさによります。

 

歩く距離を確認するには、実際にショーを見る必要があります。

ショー見て、しっかりと頭に入れておくと良いでしょう。

 

ショー会場で緊張してしまい、歩き方が分からなくなってしまった場合は、

前の順番の方を参考に、歩かせれば良いでしょう。

 

他にはT字走行もあります。

 

審査員の元から真っ直ぐに歩き、右に直角に曲がりある程度歩いたら、

またターンをして元来た道を戻りながら、中心を通り越して歩き、

またターンをして元来た道を戻り中心に来たら、審査員の元に戻ると言う高度なハンドリングです。

 

字のごとく、T字を歩くのです。

 

しかし、現在のリングではこの歩きはほとんど行われていません。

普段から様々な歩かせ方を練習しておくと良いでしょう。

 

いずれにせよ、まずは飼い主がショーに慣れる事が肝心です。

犬と一緒に参加して、まずは経験を積み、優勝する犬を実際に見て、

目を肥やして行く事が大切なのです。

 

その後、もっと本格的にドッグショーに参加するのであれば

次に子犬を選ぶときにどのような子を選べば良いか分かってくるはずです。

 

ドッグショーは個々の犬を台上とリング上での歩く姿を見て、

最後にそのクラスに出されたすべての犬を並べて比較し審査します。

 

そのあと順位が決められるのです。

 

ドッグショーは犬と飼い主が楽しめるものなので、参加してみると良いでしょう。

 

世界3大ドッグショー

【クラフツ・ドッグショー】

 

「Crufts」クラフツは100年以上の歴史を持ち、世界最大、世界最古のドッグショーに位置づけられており、

主催はイギリスのケネルクラブです。

 

そのショーは毎年行われ、3月上旬に4日間も掛けて行われます。

 

毎年約2万を超える犬が各部門に参加し、競い合います。

 

ドッグショー以外にも訓練競技会、アジリティ、ドッグダンスなどドッグスポーツ競技も一緒に開催されます。

 

クラフツ・ドッグショーの歴史はCrufts氏が1859年に約50頭の犬を参加させた事がきっかけと言われています。

 

その後はクラフツ氏の夫人が行っていたのですが、戦争もあり一時は休止されました。

 

そして1948年に再度開催されたと言われています。

 

この時期から主催は、イギリスケネルクラブが行いはじめました。

 

テレビ中継では2008年までイギリスの公共施設であるBBCにより中継が行われてきましたが、

ドッグショーへの批判が高まって来た事もあり、2009年度以降はネット配信のみとなっています。

 


【ウェストミンスター・ケネルクラブ・ドッグショー】

 

 

アメリカのニューヨーク市マディソンスクエアガーデンで行われる、ドッグショーです。

 

参加資格はチャンピオン犬になった事が有る事です。

 

この為、非常にレベルの高い戦いになっています。

世界で初めてチャンピオン犬同士のドッグショーを行った団体で話題を集めました。

 


【ワールド・ドッグショー】

 

FCI加盟国を順番に巡りながら開催される世界最高峰との呼び名が高いドッグショーです。

 

FCIの意味は国際畜犬連盟です。

 

毎年毎年、開催地に変更があります。

 

2日間で5万人以上の参加があったりと、とにかく参加人数と規模が大きい大会になっています。

 

ドッグショーで優勝するブリーダーには箔が付くので、

世界各国のブリーダーのプロ集団が参加してきます。

スポンサード リンク

日本最大のドッグショーとは

 

日本最大のドッグショーは、FCIジャパンインターナショナルドッグショーです。

 

FCIジャパンインターナショナルドッグショーは、一般社団法人ジャパンケネルクラブ本部が毎年総力をあげて開催しており、日本最大規模のドッグショーと言われています。

 

開催日は毎年、春ごろ(3月末~4月頭)で、2日間行われ、

毎年、126犬種、2,000~3,000匹の犬が集合します。

 

犬と人間が同時に楽しめるようになっており、ドッグショーの他、トリミング、アジリティー、

ハンドリング、災害救助犬実演なども行われます。

 

その他、犬のグッズを販売しているショッピングモールも出店するので、

1日中楽しめるような大会になっています。

 

愛犬と一緒にだれでも参加可能です。

※有料で大人当日1,500円程度

日本最大のドッグショー

・FCIジャパンインターナショナルドッグショー

 

JKC(ジャパンケネルクラブ)本部主催のドッグショーで、国内で最大規模を誇る。

 

・FCIインターナショナルドッグショー

 

各地区のブロック協議会主催のショーで全国14ブロックからなっている。

(北関東、東京、埼玉、千葉、神奈川、北海道、東北、北甲信越、中部、近畿、大阪、四国、中国、九州)

 

・クラブ連合会展覧会

全国の、各都道府県のクラブが合同で主催しているドッグショー。

その地域の優勝を目指してブリーダーや一般の方が参加します。

 

・犬種部会展覧会

 

JKC(ジャパンケネルクラブ)犬種部会が主催。

単犬種、犬種群クラブが合同で行い、各地で開催されてます。

 

・クラブ展覧会

 

単犬種、犬種群、全犬種の各都道府県のクラブが合同で主催している。

 

まとめ

  

ドッグショーは台上とリングで行われる

 

歯の噛み合わせ・歩き方・骨格などを審査される

 

様々な歩き方を求められる為、練習しておこう。 



スポンサード リンク