ホーム > ポメラニアンについて > ポメラニアンの病気 > 伝染病の種類を知って予防しよう
伝染病のほとんどの場合は、感染する前に未然に防ぐ事が出来ます。飼っている可愛いポメラニアンが伝染病に感染しない為にもしっかりと予防ワクチンを接種しましょう。ここでは代表的な伝染病(感染症)の種類と特徴、症状を解説しています。また、各ワクチンについてもまとめています。正しい知識を持って愛犬を病気から守りましょう。
犬の病気には防ぎようがない物が数多く存在しますが、伝染病の場合は深い知識が無くてもしっかりと予防が可能です。
現在は主要な伝染病のワクチン開発が進んでいるからです。
まずは法律で義務付けられている「狂犬病予防注射」
感染症を予防できる「混合ワクチン」
毎年服薬する「フィラリア症予防」
この3つのワクチンを3本柱にして伝染病を防ぎましょう。
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【1】伝染性の病気…主な伝染病はほとんど予防可能(ワクチン)
【2】犬種により掛りやすい病気…例えば肥満症など生活習慣や環境次第で変わる病気。ポメラニアンの場合は脚の骨折です。
【3】特異的な病気…どの犬にも見られる病気。例えば皮膚炎や外耳炎などです。
【4】遺伝性の病気…ポメラニアンとしてや、その親の遺伝により引き起こる病気。 血統繁殖をしっかり重んじているブリーダーは遺伝性疾患の問題に留意して子犬作りをしています。
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上記の4つに分かれている犬の病気ですが、
その内の1つである伝染病はしっかりと予防が可能です。
毎年春に受ける狂犬病予防の時期にまとめて獣医に相談すれば、
しっかりと他の伝染病対策をしてくれるでしょう。
ポメラニアンには勿論、他の犬にも注意して頂きたい主な伝染病を解説します。
狂犬病に感染してしまうと治療法がありません。
すぐに発症するでしょう。
世界各国で撲滅しようと取組んでいますが、先進国ですら治療法がまだ見つかっていません。
犬だけでなく人にも感染するとても恐ろしい病気で、感染するとほぼ100%命を落とす事になります。
この為しっかりとした予防が大切なのです。
愛犬の予防注射が法律で義務付けられているのもこの為です。
ジステンパーは狂犬病に次いで命を落とす病気です。
感染初期の症状は、
「発熱」「鼻水」「目やに」「食欲低下」「食欲不振」「下痢」「嘔吐」などです。
このような初期症状から風邪と勘違いする事があります。
早期発見が出来ないと病気が進行して様々な症状が現れ、いずれは神経が侵されて命を落とす事になります。
軽い症状の場合は発熱や鼻水が出る程度ですが、重い症状になると高熱を発生します。
また肝機能不全にもなり様々な悪い症状が出てきます。
脳炎を起こす場合もあり、特に子犬が犬伝染性肝炎に掛ると命を落とす割合が高くなるので注意が必要です。
この病気と子犬との相性は非常に悪く「コロリ病」とも呼ばれていました。
子犬がこのウィルスに感染するとすぐに命に関わるからです。
パルボウィルス感染症は大きく2つに分かれます。
胃の粘膜がただれる消化器型、そして急性心不全になる心筋炎型です。
消化器型の方が発症する事が多いです。
症状は突然の激しい嘔吐、下痢の繰り返しをし脱水症状が起きます。
この病気は進行すると「下痢」「嘔吐」「高熱」「結膜の炎症」「血便」などの症状が現れます。
そして腎炎を引き起こす事になります。
末期には脱水や尿毒素を起こして命に関わります。
主なウィルス感染源はネズミです。
犬だけでなく人間にも移る人畜共通感染症です。
しかし、感染して症状が現れず自然に治癒して行く場合もあります。
パラインフルエンザは別名、「ケンネルコーフ(犬舎・咳)」と呼ばれます。
激しい咳が特徴です。
咳だけで終わる場合と「食欲不振」や「元気消失」を引き起こす場合があります。
後者の場合で一番怖いのは、合併症が加わって最悪命を落とす事です。
これは蚊を媒介して感染します。
フィラリアという寄生虫が感染する病気です。
フィラリアが寄生すると心臓に負担が掛り、
初期は軽い咳程度ですが徐々に心臓肥大、肝硬変の症状が現れます。
次第に身体を動かせなくなり、やせ細り命を落とす事になります。
上記で挙げた感染症は全て予防出来ます。
必ず動物病院で治療してもらいましょう。
「うちの犬は伝染病に掛らないから大丈夫」との甘い認識が、
大切な愛犬の寿命を縮める事になり兼ねません。
〈特徴〉狂犬病予防法と言う公衆衛生の法律で飼い主に毎年義務付けられている予防接種
〈時期・費用〉1回目生後3ヶ月。その後は毎年4月頃接種。
初回は行政への登録費用を含めて数千円。2度目以降は3,000円~
〈特徴〉予防したい感染症によりワクチンの種類を選びます。通常は3、5、7種の中から選びます。
「混合ワクチンはどの種類を選ぶべきか」=これは愛犬の健康を考えると出来るだけ多くの伝染病を守れる物を選びましょう。
値はその分張りますが、最低でも7種ワクチンを選ぶべきです。
〈時期・費用〉生後2ヶ月以降に1度目を。3ヶ月頃に2回目を。その後は1年に1度接種します。
値段は接種する種類によって金額が変わって来ます。
数千円~1万円程度と変わって来ます。
犬と利用する施設(ドッグランなど)によっては混合ワクチンや狂犬病予防接種証明書を提示される場合がありますので、受けた後にもらえる証明書は保管しておきましょう。
〈特徴〉体内寄生のミクロフィラリアや卵を死滅させる内服薬の事です。フィラリア陽性の場合は服薬できません。
〈時期・費用〉接種する時期は地域により異なります。
これは媒介虫である蚊の活動時期が地域により異なる為です。
例えば関西以北は4月頃フィラリア検査を行った後、秋まで毎月1回内服します。
内服液は全部で数千円~1万円程度です。
まとめ
ポメラニアンに関わらず犬の感染症は
ワクチン接種で予防できる。
義務である狂犬病予防接種の時に、一緒に「混合ワクチン」
「フィラリア症ワクチン」を打ってもらうと良いでしょう。
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