ホーム > 春夏秋冬別の注意点  犬の熱中症を知ろう(対策と症状)

犬の熱中症について解説して行きます。一刻を争うのが犬の熱中症。【犬にこのサインが出始めたら危険】を紹介しています。犬にとっての危険な症状を飼い主さんが理解しておく事で熱中症は防げます。また、いざ愛犬が熱中症に掛ってしまった時の対処法や応急処置をまとめています。

特に天気の良い日本の夏は犬にとって天敵となる
特に天気の良い日本の夏は犬にとって天敵となる

犬を襲う熱中症の怖さ

犬の熱中症の怖さは症状があっと言う間に進む所です。

 

例えば車内に犬を少しのつもりで残して行くと、30分前まで日陰だった車内があっと言う間に日向になってる事も..

 

真夏の場合、車内は大変な温度になります。

 

数分と命が持たないでしょう。

 

日本の夏は室内も室外も大変暑くなり、

特に毛の多いポメラニアンなどの犬種にとっては外にいるだけでサウナ状態となります。

 

熱中症の予防対策症状を解説して行きます。

 

是非理解して下さい。

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犬の熱中症の症状

犬が熱中症になった場合、救急車を呼ぶわけにはいきません。

 

人が熱中症に掛ったらどこにでも救急車が駆けつけてくれるのですが、犬の場合はそうは行きません。

 

飼い主が応急処置をしてから、動物病院へ連れて行く事になります。

 

熱中症になる前に、愛犬の異常に気づいてあげる必要があります。

 

ここからは熱中症の症状を解説して行きます。

 

この状態は大変危険です。

 

▼ぐったりして元気が無い

・呼吸が荒い

・よだれが大量に出る

・体が熱い

 

この状態は危険です。

 

迅速な応急処置が必要です。

 


▼体温が40度以上に上昇

・目、口が赤く充血している

・嘔吐と下痢がある

・反応が鈍い

 

これは、命に関わる重篤な状態です。

 

一刻を争う事態になっています。

 


▼痙攣発作がある

・吐血に下血

・チアノーゼ

・意識不明

 

すでに命が危ない状態です。

 

落ち着いて応急処置と予め、電話して動物病院へ直行しましょう。

 

初めて愛犬が熱中症になった所を目撃すると、

動揺してしまい落ち着いた行動がとれなくなります。

 

パニックになってしまい、どうして良いか分からない時は、

掛りつけの獣医に電話して適切な指示を仰ぐか、

犬を長年飼っていて詳しい知人に電話で教えてもらうとよいでしょう。

 

一刻を争うのが熱中症です。

 

しっかりと予防、

応急処置方法を頭に入れておきましょう。

 

以下、熱中症の応急処置方法です。

 

熱中症  “3つ” の応急処置

万が一犬が熱中症に掛ってしまったらどうするべきなのか。

 

熱中症は真夏の気温が高い時に、

外で遊んでいて突然起こる事があります。

 

まずは対処法を理解しましょう。

 

▼涼しい場所へ

熱中症の症状が出たら、まず涼しい場所へ移す事が先決です。

 

室外であれば日陰へ、無風であれば飼い主が手やうちわの代わりになる物で風を送ってあげましょう。

 

室内であればエアコンのある場所、もしくは風通しの良い場所へ移動します。

 

意識が消失して舌がだらりと出てきたら大変危険です。

 

その舌が引っこんで喉の奥に詰まると、

息が出来なくなり窒息する可能性があります。

 

舌を引っ張り出して奥に引っ込まないように布で縛り気道を確保します。

 


▼体を冷やす

涼しい場所へ移動し気道の確保が出来たら、

次に熱中症で体温が高まっている犬を冷やしてあげます。

 

犬の体を水に浸せる場所があれば水に浸してあげます。

 

水を掛けてあげたり、冷えて濡れているタオルで身体を拭いてあげるのも有効です。

 

水の温度は冷た過ぎない事が大切です。

 

濡れたタオルや保冷剤を頸動脈や脇の下、頭のてっぺんに当てても良いでしょう。

 

頸動脈、脇の下、頭のてっぺんは熱放出が良い場所なのです。

 

ここを冷やすと体温が一気に下がります。

 

ただし体の冷やし過ぎはあまりよくありません。

 

39度を目安にし、落ち付いたら病院へ連れて行きましょう。

 


▼水分補給

犬に水を沢山飲ませましょう。

 

もし水を自分で飲めない状態であれば、無理に飲ませる必要はありません。

 

水を無理に飲ませると、水が誤って気管に入ってしまう事があります。

 

こうなると呼吸障害を起こす事があります。

 

水を与えるだけでなく、熱中症であればスポーツドリンクを飲ませてあげるのも有効です。

 

ただし、犬にとってスポーツドリンクは糖分が多すぎるので、

水で2倍に薄めてあげましょう。

 

【真夏時】犬とお出かけする際の必需品

多めの水

タオル(大・小)

日傘

うちわやセンス

体温計

外出先の動物病院リスト

 

真夏の気温が高い時に犬と出掛ける際は、上記の物は持っておきましょう。

 

最近はスマートフォンなどで簡単に近隣の動物病院を見つける事が出来ます。

 

しかしいざと言う時に電池切れや、電波が無い、

などと言うトラブルは良く聞く話です。

 

事前に、外出先の動物病院の営業時間や電話番号、場所は調べておいた方が安心でしょう。

まとめ

 

犬の熱中症

 

・車内閉じ込めの油断が命に関わる

 

・熱中症の症状、体温が高くなる、動かなくなる、よだれが多く出る、舌が伸びきる 


・水分を多くとらせ、日陰に移し体温を下げる 


・犬の体温を下げ過ぎるのは危険。39度を目安に


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