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犬を長寿にする秘訣を、年代別で分けて解説していきます。特に、7歳からは犬が健康に過ごせるように飼い主が注意して見守る必要もあります。その注意する点を細かく解説しています。

(犬を長生きさせる方法)
(犬を長生きさせる方法)

大好きな愛犬にはいつまでも元気でいてもらいたい物

 

子犬期から成犬期、老犬期と成長の過程に合わせて気を付ける事は多くあります。

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0~1歳(子犬期)

(子犬期に注意する6つの事)
(子犬期に注意する6つの事)

1、「栄養はしっかり摂らせよう。しかし食べ過ぎは禁物」


子犬の時の食生活はその後の一生を左右させます。

 

一度ついた脂肪細胞は落ちる事はありません。

 

脂肪細胞は付いてしまうと一生付き合う事になり、

「無くす」ことは出来ません。

 

ですから、細胞が増えてしまうと、犬はついた脂肪細胞と一生付き合って行く事になるのです。

 

無くす事はできなくても、脂肪細胞を小さくする事はできますが、ダイエットでも痩せるには限界があります。

 

2、「1歳時の体重がその後の理想体重になる」


1歳時の時の体重が犬の理想体重です。

 

もし肥満になってしまったら1歳時の頃まで体重を落としましょう。

 

1歳時の頃の写真をとっておきメモしておくと良いでしょう。

 

犬が太り過ぎているかを見分けるポイントは背骨の感触です。

 

 

軽く触れて背骨の凹凸が確認できるようであれば標準であり、凹凸が感じられないのであれば肥満です。

 

3、「睡眠は十分に。生まれたばかりの頃は睡眠が大切」


子犬が家に来た時は可愛さのあまりついつい寝ていても起こしてしまいがちです。

 

しかし子犬は睡眠を取って体が成長するで無暗に起さないで下さい。

 

眠っている時、餌を食べている時はちょっかいを出さないの事が基本です。

 

 

睡眠を妨げられるとストレスが溜まり、体調不良の原因となります。

 

4、「家の中を片付けよう。いたずらに注意」


子犬はなんでも噛みます。

 

ボールペンでもリップクリームでも小さな物はなんでも口に入れてしまいます。

 

誤って飲み込まないように細心の注意をしておきましょう。

 

子犬の頃は歯が痒い事があり噛み癖がついています。

 

噛ませてあげる事は良い事なので子犬用のおもちゃを与えましょう。

 

ペンなどを噛むと蓋が誤って外れてしまい、飲み込んでしまう事があるので注意しましょう。

 

5、「予防接種は怠らない」


予防接種はかならず受けましょう。

 

動物病院に相談し適切なアドバイスを受けると良いでしょう。

 

狂犬病予防注射は義務となり、混合ワクチンも摂取しなければなりません。

 

身体に免疫を付けておくと多くの病気の感染を防ぐことが出来ます。

 

面倒だからと言って放置しておくと、取り返しのつかない事になるので早めに接種させましょう。

 

あわせて健康診断も受けておく事をオススメします。

 

 

6、「室内犬の外出は4か月後がベスト」


生後4か月経過したら徐々に外に慣れさせましょう。

 

散歩する事により犬は社会を学びます。

 

ワクチンを受けていない場合は抱っこしてでも良いので外に連れて行きましょう。

 

近くにドッグランが有る場合は、他の犬が遊んでいる所を見せに連れて行っても良いでしょう。

 

 

その他、通行人、自転車・バイク・車が外にはいると言う事を教えてあげ、危機感を持たせておきます。 

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1~6歳(成犬期)

(元気いっぱいの成犬期)
(元気いっぱいの成犬期)

1、「健康を維持するには食事管理の徹底を」


犬の1~6歳はとても元気で健康的です。

 

しかし健康管理を怠ると重大な病気に繋がります。

 

不摂生やカロリーオーバーに気を付けて下さい。

 

犬が老犬になるのは10歳を超えた辺りですが、食事面で6歳から老犬と見なす場合があります。

 

犬の歯磨きはついつい怠りがちです。

 

歯磨きを定期的にしていないと歯石が溜まり、歯槽膿漏になり、歯が取れたり、グラついてドッグフードを充分に摂取できなくなるのです。

 

 

食事管理の徹底(適量を与える)と共に歯の状態も注意しておきましょう。

2、「健康診断は定期的に。ワクチン頼みは危険」


ワクチンを打っているからと言って油断しないでください。

 

定期的に健康診断に連れて行き獣医に様子を見てもらいましょう。

 

ワクチンで予防できる病気は限られています。

 

犬は話す事が出来ません。

そのため、体調不良を訴える事ができずに、日々経過して行き急に体調を崩す事があります。

 

気付いた時には手遅れ。などにならないようにしましょう。

 

あわせて、犬が食べてはいけない食べ物も与えないように気を付けて下さい。

 

 

犬にとって毒物が実は、家庭で食べらている物にも沢山あります。

 

3、「日射病・熱中症に注意」


成犬期の犬は体力も余っていますしスタミナも抜群です。

 

真夏でも無理して遊んでしまう犬もいるので飼い主がしっかりと管理してあげましょう。

 

炎天下では長時間遊ばせないでください。

 

真夏のアスファルトにも注意が必要です。

 

犬は肉球で温度を感じます。

アスファルトが高温の場合は火傷の原因になるので歩かせないようにしましょう。

 

 

散歩は日陰のアスファルトか土、草の上を歩かせましょう。

 

4、「構い過ぎはストレスの元」


犬はとてもかわいいのでついつい、ずっと一緒に遊びたくなりますね。

 

しかし四六時中構いっぱなしはよくありません。

 

ストレスの元にもなりますし、留守番が出来ない犬になってしまいます。

 

一人で過ごさせる時間も与えましょう。

 

同時に一人で過ごせる部屋(ゲージなど)も用意してあげましょう。

快適に、誰にも邪魔されない部屋を作ってあげると、留守の時などに一人でそこで落ち着いて過ごす事が出来るようになります。

 

構いっぱなしは、飼い主に強く依存してしまうので注意して下さい。

 

 

仕事をしている飼い主は毎日ずっと一緒に犬と過ごせるわけではないので、一人に慣れさせる習慣も付けましょう。

 

5、「成犬期から犬を飼った場合は無理なしつけはしない」


成犬期から犬を飼うのも手です。

 

この頃から家に受け入れる場合は、犬が育った環境や譲り受ける経緯を譲り先からしっかり確認しましょう。

 

無理に慣れさそうとしつけをするのは禁物です。

ゆっくりと愛情をこめて慣れさせて行きましょう。

 

成犬期は性格も出来上がっているので自然に、家族の仲間入りするよう温かく見守ってあげましょう。

 

7歳~(老犬期)

(7歳から老犬期と呼ばれる事も)
(7歳から老犬期と呼ばれる事も)

1、「老犬用、シニア用のドッグフードに切り替えましょう」


7歳以降は肥満に注意が必要です。

 

歯が弱くなっている可能性もあるのでシニア用のドッグフードに切り替えて行きます。

 

この時期に肥満でいると、散歩が出来なくなったり、心臓に負担をかけたりと良い事は1つもありません。

 

 

歯の状態も見直して、これ以上、歯の老化が進まないように手入れをして行きましょう。

 

2、「毎日愛犬の様子をみる」


愛犬の様子を毎日観察しましょう。

 

便や尿などに変化はないか。体を触って腫れている所はないか。

 

腫瘍の早期発見にもつながります。

 

老犬になると排便の量も変わってきます。

 

成犬時より食べ物が減るので量が少なくなります。

 

3、「外飼いの場合室内に迎え入れましょう」


7歳を過ぎると徐々にですが体が衰えてきます。

 

外の気候は体調管理がしにくいので室内に迎え入れましょう。

 

 

冬場や夏場は体力を消耗しやすいので温度に合わせて室内を調整して行きましょう。

 

4、「段差に注意」


足腰や骨が弱くなっている場合があるので家の中の段差には充分注意しましょう。

 

犬は7歳前後だと、まだやんちゃな面もあり不意に段差から飛び降りる時があります。

 

いつもなら骨折などしないケースでも骨の衰弱状態によっては簡単に折れてしまいます。

 

 

室内でもより一層注意しておきましょう。

 

5、「散歩は怠らない」


適度な散歩は行いましょう。

 

家に閉じ込めていると足腰がかえって弱るので老化を防ぐためにも適度な散歩は必要です。

 

散歩は身体を健康的に維持するだけでなく、外の空気を吸う事によりリフレッシュにもつながります。

 

 

1日中家に閉じこもっりぱなしにせずに、毎日少しでも外の空気を吸わせてあげる事が長寿の秘訣です。

 

6、「お漏らしも見守りましょう」


老犬になるとお漏らしも始まります。

 

焦らず見守ってあげましょう。

 

犬用のおむつを穿かせると良いでしょう。

 

人と同様、犬も衰えてくるのです。

 

これにプラスして痴呆が開始する場合もあります。

 

その際も、焦らず見守ってあげてください。

 

痴呆が始まった犬をずっとゲージに閉じ込めておくのもやめましょう。

 

 

少しでも散歩に行きたいのが犬なので付き合って下さい。

 

 

抱っこしてでも家の外に出してあげましょう。

 

7、「変だなと思ったら早めに病院へ」


もし犬が普段と何か違うなと違和感を感じたら早めに動物病院に連れて行きましょう。

 

体調変化を感じ取れるように毎日の触れ合いが大切です。

 

毎日身体を触り、話かける事により、異変を早く感じ取る事ができるようになります。

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