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シーズーとは

(シーズのすべてを知ろう)
(シーズのすべてを知ろう)

甘え上手で愛嬌抜群のシーズー。誰にでも懐き易く、飼い易い犬です。

 

人気の秘密は愛嬌のある性格です。

 

この犬種は小柄で運動をあまり必要としません。

 

室内で遊んであげたり、短めの散歩をすれば1日に必要な運動時間は足りてしまいます。

 

毛質や身体つきから屋外での飼育には向いてません。

室内で飼うようにして下さい。

 

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手入れの頻度

(シーズは毛の手入れがとても大切)
(シーズは毛の手入れがとても大切)

美しく豊富な被毛を保つ為にも週に3~4回はブラッシングまたはコーミングをしてあげましょう。

 

家庭で飼育する場合は、毛をバリカンやハサミで切ってあげると抜け毛対策にもなります。

 

特徴と性格

シーズーの特徴と性格

シー・ズーはもともとはラサ・アプソとペキニーズを掛け合わせ改良した室内犬で中国では西施犬と呼ばれ、宮廷で神聖な犬として大切に育てられてきました。

 

その為攻撃性はほとんど無く大人しく無駄吠えも少ないので、室内で犬を飼う初心者にはおすすめです。

 

性格は気分屋で頑固な面もありますが、しっかりしつければ言う事を大変良く聞きます。

 

中には度胸のある活発な気質を持った子もいますが、

 

普段は陽気で犬や子供、大人と一緒に遊ぶ事が大好きな性格です。

 

小柄な外見とは裏腹に驚くほどのタフさも持っています。

 

愛玩犬として誕生しているため、抱っこされたり膝の上で可愛がってあげるペットとしては充分な犬と言えるでしょう。

 

家族に対してはとても忠誠的で愛してくれます。

生涯の伴侶となるでしょう。

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基本データと一口メモ

原産国:中国

体重:4~8キロ

体高:28センチ以下

毛色:ホワイト&ゴールド、ブラック&ホワイト等

運動量の多さ:2

抜け毛:3

吠えやすさ:2

しつけの難しさ:2

人気:4

価格:3

散歩時間:15~20分

寿命:10~14歳 

 

一口メモ

毛は絡まりやすく抜け毛が多いので毎日丁寧なブラッシグが必要です。

 

毛を伸ばす場合は目を傷つけないように頭を結んでおかないと行けません。

 

街でよく頭を結んでいるシー・ズーは目を傷つけない為なのです。

 

気を付けたい病気

シーズがかかりやすい病気

鼻腔狭窄 角膜炎 流涙症 毛包虫症 眼瞼内反症 進行性網膜萎縮症 外耳炎 乾性角結膜炎 股関節形成不全 フォンウィルブランド病

 

・目が大きいので眼球に傷が付かないように注意しましょう、白内障の原因となります。

 

・呼吸器疾患、アレルギー性皮膚疾患にかかりやすい犬種です。

 

・短吻種が原因で、標高の高い所にいると窒息の原因となるので航空機などには乗せない方が良いでしょう。

 

シーズーの歴史

(シーズーの歴史は中国から)
(シーズーの歴史は中国から)

シーズーの起源は中国にあり、とても深い関わりを持ています。

 

その歴史を遡って行くとチベットにあり、

17世紀初期のチベットではシーズーをとても地位の高い神聖なる犬として崇めていました。

 

チベット起源は寺院から唐の宮廷へ貢ぎ物として扱われていたようです。

 

チベットの宗教であるラマ教では、獅子(ライオン)を神聖な動物としている為、

 

この犬種は「ライオン・ドッグ」と名づけられ寺院内で大切に飼育されていました。

 

中国では

中国でのシーズーは最も高い地位の動物であった事もあり、呼び名に「獅子」と言う文字を入れて呼ばれてました。

 

仏教国の中国では獅子は百獣の王ライオンでとても高い地位を築いています。

 

ちなみに中国語で「獅子」はシー・ズーと発音します。

 

この犬は中国では「獅子狗(シー・ズー・クォウ)」と呼ばれ、「ライオンのような犬」と言う意味です。

 

チベットでは

チベットでの神話にはとても大きな神聖な力を持た獅子が登場し、

 

その動物は偉大な存在として拝められていました。

 

その動物に似たシーズーにそのパワーや霊力的イメージを重ねて「獅子狗」の飼育を広めて行きました。

 

明朝時代のシーズーはすでに皇族に愛玩犬として可愛がられていました。

 

イギリスでは

イギリスでシーズーの扱いは「アプソ(ただのモジャモジャした毛の犬)」として雑に扱われていた為、

中国との扱いの差には混乱が起きたと言われています。

 

1930年代始めアプソとシーズーは他の犬種と区別されるようになり、より小型化を目指して交配が進められて行きました。

 

アメリカでは

アメリカでは1960年代に人気が広まり1969年にアメリカンケンネルクラブが1つの犬種として認定しました。

 

現代まで人気は徐々に上昇して来て今では、アメリカでも人気の高い愛玩犬として扱われています。

 

日本では

日本でジャパンケンネルクラブに登録されたのは1964年です。

 

そこから現在も人気の犬種となっています。

  

結局、起源ははっきりとされていませんが、チベットが起源説と中国が起源説のどちらかが正解なのは確かです。

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