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ポメラニアンを飼うからには、掛りやすい病気の知識を深めておきましょう。しっかりとした知識が飼い主に備わっていると、その病気を事前に防げるだけでなく早期の最善の対処が出来ます。ここではポメラニアンならでは病気をまとめています。是非参考にして見て下さい。

ポメラニアンならではの病気を把握すれば早期対処も可能に
ポメラニアンならではの病気を把握すれば早期対処も可能に

掛りやすい病気の特徴を知って早期に最善の対策を

ポメラニアンが発症しやすい病気はいくつかあります。

 

小型犬としての特有病や、遺伝的な先天性の疾患後天的な要因など原因は一つではありません。

 

子犬を迎え入れた時から病気には充分注意し、もし病気に掛ってしまっても一生付き合って行く覚悟を持って育てて行きましょう。

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▼骨折

ポメラニアンに骨折は付き物。【!要注意!】
ポメラニアンに骨折は付き物。【!要注意!】

ポメラニアンは体重に関わらず脚の骨が非常に華奢です。

 

特に生後5~6ヶ月は体重が増えるに連れて骨の発達が追いつかないので、非常に繊細な状態です。

 

この頃は充分に注意して下さい。

 

子犬を遊ばせる際は、段差がない所で遊ばせるのが基本となります。

 

段差からのジャンプ、階段の上り下りでさえ注意して下さい。

 

成犬になっても、高い所からのジャンプや飼い主の膝から降りる時、長時間の運動などは骨を傷める原因になるので、充分注意しましょう。

 

ただ、あまりにも過保護にし過ぎると、かえって骨の発達を遅らせます。

 

普段から小まめな運動をして、足腰の強い子に育ててあげましょう。

 

骨折が心配だからと言ってずっと抱っこしていると、飼い主依存になります。

 

他の人には懐かない、吠えてばかりいる子にもなってしまうので注意しましょう。

 


▼膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

 

この病気はパテラとも呼ばれます。

 

どのような病気かと説明しますと、

膝のお皿が正常な位置からずれてしまう病気です。

 

膝蓋骨=膝のお皿の事です。

 

この病気は、特に小型犬に多く見られ、先天性と後天性に分かれます。

 

先天性の場合は、生まれた時から膝周りの筋肉や骨の形成に異常があり、年齢と共に脱臼を引き起こします

 

後天性の場合は、落下や強い打撲により膝の位置がずれてしまう事が原因で起こります。

 

膝蓋骨脱臼は内方脱臼、外方脱臼膝に分かれます。

 

ポメラニアンの場合の多くは膝のお皿が内側にずれてしまいます。

 

症状は、無症状な場合もありますし、痛みで歩けなくなる子もいます。

 

片足を庇うようにスキップのような歩き方をしたり、爪先立ちで歩いたりしたら膝蓋骨脱臼の疑いがあります。

 

歩き方がおかしいと感じたら動物病院で検査してもらいましょう。

 


▼流涙症(りゅうるいしょう)

 

流涙症は一見すると、がんこな涙やけですが、目の病気の一種です。

 

症状は、目の内側や目の下の被毛や皮膚が涙によって、茶色に変化します。

 

原因は様々なので原因別の治療法で涙の量を適性にすれば改善します。

 

角膜結膜などが原因で、涙が上手く角膜表面を覆えずに溢れてしまうケースや、

 鼻涙管(通常はこの管を通って鼻の方へ涙が流れる)が詰まる狭くなり、全ての涙が目の外に溢れてしまう事で起きます。

 


▼脱毛症※ホルモン性

 

ポメラニアンには、

猿期(サルキ)と言うものがあります。

 

この猿期(サルキ)は生後5~6ヶ月頃に毛の生え変わりで起こります

 

症状は毛がどっさり抜けて大人の毛に生え変わります。

 

これは治療などは必要ありません。

しかしこの、ホルモン性脱毛症は、季節に関わらず脱毛する病気です。

 

ポメラニアンでは、特に雄に比較的に多く見られる病気です。

 

症状は脱毛毛の乾燥毛色が悪くなるなどです。

 

上記以外に分かりやすい症状は痒み以外ないのが特徴です。

 

ホルモンが原因の場合は異常を起こしている部位により脱毛部分が異なります。

 

治療には根気を要しますし、治療が終わっても再発する可能性がある厄介な病気です。

 


▼動脈管開存症

 

通常は生後2~3日で閉じる動脈管ですが、

 これが開いたまま残ってしまう先天性の病気が動脈管開存症です。

 

動脈管は母親犬のお腹にいる時だけに必要な大動脈と肺動脈を繋ぐ血管の事を言います。

 

この動脈管が開いたまま残ってしまうと血液の流れに異常をきたします。

 

すると心臓に負担が掛り「呼吸困難」「貧血」「運動能力の低下」などの心不全の症状が表れ始めます。

 

重度の場合は、生後1~2ヶ月で症状が表れ命に関わる事もあります。

 

症状が軽いと、5~6歳でようやく症状が表れ始めます。

 

この病気は手術により基本的には治療が可能です。

 

早めに症状を見つける事が鍵となります。

 

まとめ

 

骨折=高い所から跳び下りさせない


膝蓋骨脱臼=いつもと違う歩き方をしたら疑おう


流涙症=目の内側や下が茶色に変色し始めたら注意が必要。放っておくのではなく治療しよう


ホルモン性脱毛症=季節に関係なく毛が抜ける。動物病院で早めの治療を


動脈管開存症=先天性の病気で早いと生後1ヶ月で症状がでる。気付かず5歳前後で症状が現れる場合も

 


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