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(プードルの歴史を知ろう)
(プードルの歴史を知ろう)

プードルは古い起源を持つ犬種

 プードルの原産国はフランスと言われています。

 

しかし、フランスとほぼ定説とされていますが、ドイツやロシアが発祥との説も存在します

 

古代ローマ遺跡にはプードルに似た犬の絵画が描かれており、その犬種がプードルかどうかは定かではありませんが、いずれにせよ古い起源をもつ犬ではあるようです。

 

ルーツがはっきりしてきたのは、ヨーロッパ地方で撃ち落とした水鳥の運搬犬として活躍した頃からです。

 

その後、サーカス犬としても活躍するようになりました。

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プードルは貴婦人を熱狂させた屈指のおしゃれ犬!

(貴婦人達はすぐにプードルの虜に)
(貴婦人達はすぐにプードルの虜に)

16世紀にフランスに渡ると、

フランスの貴婦人に愛される事で、その人気が世界中に知れ渡りました。

 

プードルは優雅な愛玩犬として、流行に敏感なフランスの女性たちに愛されたのが人気の始まりです。

 

愛玩犬として圧倒的な支持がされ、フランスの貴族たちからも人気を集め、最終的にはフランスの国犬までのぼり詰めます。

 

特徴的だった被毛の刈り込みはさらに強調され、

 

洗練されたカットを施し、

 

アクセサリーを付けたりと、貴婦人はおしゃれに熱中したのです。

 

カット上手な犬の美容師は、

宮廷でもたちまち人気になりました。

 

そして愛玩犬として飼い易いようにと、より小型のサイズが生み出されて行きます。

 

19世紀末にはプードルはいよいよショーに出されるようになります。

 

はじめは、ブラッシングをしない自然なカールが受けていましたが徐々にそのカールも変化していきます。

 

今のようなブッフォンスタイル(逆毛を立て膨らませるスタイル)で落ち着いたのは20世紀前半です。

 

その後はプードルをより小さくする動きが出ていますが、

 

現在における小型化の最終形がトイ・プードルです。

トイプードルの基本スペック


・均整のとれたスクエア型のボディ。

・優雅で気品溢れる風貌の持ち主。

原産国・・フランス

 

犬種名・・「プードル」は、「水を跳ね返して進む」という意味のドイツ語「プーデル」に由来。

 

サイズ・・体高24~28cm(理想は25cm)。-1cm間で許容される。

最近の人気傾向

(童顔のトイプードルが愛される)
(童顔のトイプードルが愛される)

本来、目は端が尖ったアーモンド・アイ、マズルはすっと伸びているのがトイプードルの犬種スタンダードです。

 

しかしここ最近、

テディベアカットの影響もあってか、

 

真ん丸でつぶらな目にぺちゃんこな鼻、いわゆる「幼な顔」が好まれる傾向にあります。

 

専門家に評価される顔と、

一般受けする顔が違ってきているのです。

 

そして、より小柄な子にも人気が高まっています。

 

頭が小さい分、耳が頭頂部よりに付く事で、

 

本来の垂れ耳ではなく頭のふくらみに沿って耳が外側に開くように付いている犬も増えています。

トイプードルの歴史

冒頭でトイプードルの歴はフランスと解説しました。

 

しかし、中央アジアを発症とする説もあります。

 

プードルの原型となった祖先犬は中央アジアで生まれたと言う説があるのです。

 

祖先犬はカールのかかった犬種で、

 

牧畜犬として活躍していました。

 

その後様々な経路をたどりヨーロッパ各地へ渡っていきました。

 

その後は何種類ものラフ・コートな犬達と交配されプードルの原型が出来たとされています。

プードルの祖先はバーベット?

バーベットと言う犬が、フランスやロシア、ハンガリーなどの国々に分布していました。

 

この犬種はカールがかかった毛が特徴で、プードルの祖先犬の第一候補にあがっています。

 

バーベルの中でも、ドイツ原産のバーベットが今のプードルの姿、形に最も近いとされています。

 

さらにプードルと言う名前の意味もドイツ語で「PFUDEL(水たまり、水が跳ねる)」と言う意味を持ちます。

 

その名前の通り、プードルは水の中での行動に優れています。

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フランスでのプードルの歴史

(プードルはフランス独自の歴史がある)
(プードルはフランス独自の歴史がある)

フランスでのプードルの歴史はドイツとは異なります。

 

フランスでプードルの祖先は、鴨狩で活躍していました。

 

その為、「chien canard(カモ犬)」と呼ばれていて、それが「caniche」と略して呼ばれるようになりました。

 

プードルが得意なのは、

 

牧畜、そして水中での行動(作業)です。

 

牧畜犬としても水辺での狩りでもその能力を発揮していたのです。

 

その後、プードルは頭脳の高さや運動能力が認められて行き、

 

軍用犬

盲導犬

番犬

大道芸人の馬車引き犬

 

などの多くのジャンルで活躍して行く事になります。

 

最終的には多芸犬としてサーカスでも活躍するようになりました。

 

余談になりますが、

 

この頃、アメリカでのプードルの人気はイマイチでした。

 

特に北アメリカでは1920年後半人気はなく、繁殖さえされず絶滅の危機を迎えていました。

 

しかしその後、

 

1930年代でプードル人気が出始め、

 

現在ではアメリカでも人気のある犬種としてプードルの名前は広く知れ渡っています。

プードルのカットスタイル

プードルは水辺での仕事が多かったのですが、

 

毛が水に濡れてしまうと重くなり泳ぎにくくなります。

 

運動能力が高いプードルでも、水に濡れると思うように泳げなくなります。

 

そこで、心臓の辺りを除いて被毛を刈り込むスタイルになり始めました。

 

足の関節回りは保護するためとお洒落で被毛が残されました。

 

サーカスの時にはこの足の関節回りだけを残したスタイルが奇抜な為観客にうけていたようです。

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