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ラブラドールレトリバーとは

(ラブラドールレトリバー)
(ラブラドールレトリバー)

理想的な家庭犬で飼い主のパートナーもってこいの犬種です。

非常に賢く、従順で、環境適応能力も高いのがラブラドールレトリバーです。

 

運動欲求も多くいたずら好きです。

 

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賢く、最高のパートナーでまさに家族!

(もっとラブラドールレトリバーの事を知ろう)
(もっとラブラドールレトリバーの事を知ろう)

現在のラブラドール・レトリーバーの祖先は、セント・ジョンズ・レトリバー、セント・ジョンズ・ドッグ、レッサー・ニューファンドランドと呼ばれていた犬種です。

 

これらの犬種がイングランドへ持ち込まれた時に、すでにイングランドにいた、より大きなニューファンドランド犬との区別の為に、原産地である「ラブラドール」と言う地名にちなんで名づけられました。

 

骨太でがっしりとした体格をしており、

 

元々は漁師の捕った魚を回収する使役犬だった為に力強く泳いだり走ったりすることができます。

 

被毛は冷たい水中でも、どんな悪天候でも体をカバーする作りになっているため、水中でも体温を保つ事ができます。

 

祖先犬から回収犬として人の為に徹底的に尽くすように働いていた為、飼い主への服従心は強く常に飼い主の事を考えています。

 

 

この性質は現代でも受け継いでいるため、ラブラドールは家族の一員として平等に扱って行かなければなりません。

特徴と性格

もともとはハンターが撃ち落とした獲物を口で回収する役目をしていた犬で、漁師の漁まで手伝っていました。

 

そのため、現代でも

口で物を噛んで遊ぶのが大好きでいたずら好きです。

 

誰とでも仲良くするフレンドリーな犬種で頭も良く主人の言う事を良く聞きます。

しつけもしやすい理想的な家庭犬です。

 

性格は非常に穏やかでいかなる場合も癇癪を起したり暴れたりするような事はありません。

 

ラブラドール・レトリーバーは忠誠的で従順、そして誰とでも友好的に打ち解けます。

家庭内の子供たちや知らない犬ともすぐに打ち解けます。

 

服従競技でとても優秀な成績をおさめているのは飼い主を喜ばれせる事が大好きで、言う事を良く聞き、理解しようとする力が強いからです。

 

基本データと一口メモ

原産国:イギリス

体重:25~35キロ(オス)23キロ~32キロ

体高:56~62センチ(オス)54~59センチ(メス)

毛色:ブラック、チョコレート、イエロー

運動量の多さ:5

抜け毛:3

吠えやすさ:1

しつけの難しさ:2

人気:4

価格:3

散歩時間:20~40分

寿命:10~13歳

 

 

ラブラドール・レトリバーの一口メモ

運動欲求の強さは犬の中でもトップクラスです。

 

散歩やドッグランで沢山遊ばせてあげましょう。

 

子犬の頃からしっかりしつけないと飛びつき癖や噛み癖が付いてしまうので早めにしつけを行いましょう。

 

元々は運動能力を使い人に使えていた犬なので退屈させないように気を付ける必要があります。

 

 

運動不足が続くとストレスが溜まってしまいます。

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気を付けたい病気

(ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気)
(ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気)

股関節形成不全 胃捻転 外耳炎 膿皮症 肥大性骨異栄養症 関節炎 ワープラー症候群 眼瞼内反症 二重睫毛 糖尿病

 

・激しい運動を長時間続けたり、膝に負担をかけると膝蓋骨脱臼を起こします。

 

・ラブラドール・レトリバーは他の犬種に比べると丈夫な為、発症しにくいですが、

股関節形成不全、肘関節形成不全は大型犬によく見られる病気なので注意をしておきましょう。

 

・目の病気は進行性網膜萎縮症に気を付けましょう。

他には、白内障角膜ジストロフィー や網膜形成異常にも注意が必要です。

 

ラブラドールレトリバーの歴史

ラブラドールレトリバーは歴史上、よく絵に描き残されています。

 

それは、昔から人間のパートナーとして広く愛されている証拠でもあります。

 

ラブラドール・レトリーバーが初めて世に出た作品は、

1814年のピーター・ホーカーによる「若き猟師への指南書 Instructions to Young Sportsmen」で

 

最初の絵画作品は1823年のエドウィン・ランドシーアによる「コーラ、ラブラドールの雌犬」

最初の写真は1856年に撮られたホーム伯爵家の犬「ネル」です。

 

その後、1870年までにはイングランドで「ラブラドール・レトリーバー」という名称が一般的になって行きました。

 

ラブラドール・レトリーバーの元となった犬はセント・ジョンズ・レトリバーとの記録があります。

 

この犬は16世紀にニューファンドランド島に入植した人々が飼育していた犬種です。

 

この犬の祖先は、まだはっきりと分かっていませんが、憶測上では、アイルランドやイングランド、

ポルトガル近辺で猟などで人の為に使えていた犬の雑種(ミックス犬)とされています。

 

祖先はセント・ジョンズ・レトリバーと見られていますがその裏付けとして

 

タキシードを着ているような模様の、暗色ベースの被毛にホワイトが混じる(マズル(鼻先)や胸や脚、あご)のは

セント・ジョンズ・レトリバーの特徴であり、現在でもラブラドール・レトリーバーの血を引くミックス犬にもよく表れますが、

 

純血のラブラドール・レトリーバーにも、

メダルと呼ばれる胸部に見られるホワイトの斑点や、脚部やマズル(鼻先)にホワイトが表れるからです。

 

ラブラドールレトリバーは小さなニューファンドランド犬とも呼ばれています。

 

当時は漁師を手伝っていたのですが、

 

とても忠誠的で人の為に役立つことが大好きなのでとても重宝されていました。

 

現在のラブラドール・レトリーバーの原産地にあたるのは、カナダのニューファンドランド島で、

この地の原産の犬種をニューファンドランドと呼び、この犬はセント・ジョンズ・レトリバーと

マスティフ(ポルトガル人漁師が持ち込んだ犬種)の混血とされています。

 

セント・ジョンズ・レトリバーがイングランドに初めて持ち込まれたのは1820年頃と言われています。

 

漁船に乗っていたこの犬を見たジェームズハリス(第3代マームズベリー伯爵)が、漁を手伝うこの犬の能力を高く評価してすぐに数頭をイングランドに輸入しました。

 

ラブラドール・レトリーバーの祖先犬は、水中周りでの高い能力(知能と運動能力、回収能力)をジェームズ・ハリスに認めさせたのです。

 

 

後にそしてジェームズハリスは(マルムズベリー伯爵)保有するすべての犬舎でこの犬の交配と改良、そして血統を確固たるものにしました。

 

 

しかしセント・ジョンズ・ドッグは1980年代初めごろに純血種としての血統は絶えてしまいます。

 

その後、19世紀はじめイングランドにこの犬は多く輸出される事となります。

 

これは、ニューファンドランド島とイングランドのドーセット州の港湾都市プールが盛んに漁業の貿易が盛んであったからです。

 

この時もこの犬はとても活躍しその能力を高く評価されました。

 

後にイングランドでこの犬を繁殖させて行く事になりますが当時、ニューファンランド島は保護政策をとり、

 

さらにはイングランドは狂犬病の蔓延を防ぐために犬の輸入を制限し始めていました。

 

この事によりセント・ジョンズ・レトリバーは徐々に姿を消して行く事となりました。

 

最後の2頭の写真が撮影されたのは1981年と記録があります。

 

 

イギリスでは

ケネルクラブに1903年に犬種として認められました。

 

 

アメリカでは

ケネルクラブに1917年に公認されて今に至ります。

 

ラブラドールレトリバーは日本だけでなく、特にアメリカやイギリスでもとても人気があります。

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