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犬が夏を過ごす注意点を解説して行きます。「夏の体調管理法」や「サマーカットの思わぬ落とし穴」などを解説しています。よくある質問の、「サマーカットにすると毛が生えて来ない？」にも回答していきます。参考にしてみて下さい。

まず、犬は暑さに弱い動物だと思って下さい。

ポメラニアンは毛がとても多いので体内の熱を外に逃がすのが苦手です。

それだけではありません。

・気温…暑すぎる時は散歩させない

・地面の熱…アスファルトの上を歩かせる時は必ず飼い主が地面の熱を確かめる

・湿度…ジメジメする日中は毛をダメにするので外出は控える

と多角的に状況をとらえて暑さ対策をしましょう。

また、犬と出掛ける事が多くなるこの時期。

ホテルやレジャー施設、海山、行楽地には必ず、犬連れの方のマナーが問われます。

ルールを守って犬と遊びましょう。

人が多い公共の場へ遊びに行く前に最低限の「しつけ」は済ませておくと良いでしょう。

→犬のしつけ

→出先でのマナー

特にポメラニアンのようなダブルコートを持つ犬種は湿気に気を付けましょう。

夏だけでなく湿気は毛をダメにします。

ふんわりする被毛は湿気により蒸れると、ふくらまず毛ぶきの悪い貧弱なコートになってしまいます。

ダブルコートの上の毛下の毛の間にドライヤーを当てます。

湿気を全て飛ばすつもりで行いましょう。

あまり多くの頻度行うと皮膚を傷めるので、温度は低温(弱など)で1日5分以内で良いでしょう。

また、被毛の天敵はべたつきです。

シャンプーは月1回でも充分ですが、夏の間は月に2回は必ず行い清潔を保ちましょう。

このべたつきを最低限に抑えるには、肉類など脂の多い食べ物を与えない事です。

べたつきは皮下脂肪が関係しています。

脂っ気の多い高カロリーな物を控え脂肪分の摂取を減らすと皮膚コンディションも上昇するでしょう。

ダイエット効果も期待できます。

このタイトル通り、「サマーカットにすると毛が生えなくなる。」と言われる事があります。

どう言う事でしょうか。

ポメラニアンは1度短く毛をカットしてしまうと、

最近ポメラニアンのサマーカットが大変流行っておりますが、

短期間ではしっかりと毛が生え揃わないので注意して下さい。

夏にサマーカットをすると元通りの毛になるまで半年以上は掛ります。

つまり秋になっても中途半端なので少しみすぼらしい感じのままです。

サマーカットにする場合はこの落とし穴に注意しましょう。

ポメラニアンの被毛は皮膚を紫外線から守る役目を果たしています。

サマーカットにすると、この防護力が低下します。

真夏時は紫外線や地面の放射熱をもろに受ける事になるので長時間外に出さないようにしてください。

サマーカットと言えども、程よい長さの毛にしておくと良いでしょう。

夏は30°を越える日があります。

この時は外に出さないようにしましょう。

散歩の時間帯は涼しい、夜から早朝がベストです。

昼間は地面のアスファルトも高温になっており、夕方でも余熱が残っている事があります。

また、水に濡れた状態で日中を散歩させると、

水が蒸発しサウナの中にいるような状態になってしまいます。

のぼせてしまうので水に濡れたまま外には出掛けないでください。

他には、室内では冷やし過ぎず適度な温度で過ごさせて下さい。

室内と外の気温に差があり過ぎるのも体調を崩す原因です。

・エアコンを使い過ぎず、扇風機で送風する

・ゲージや犬の部屋に保冷剤を置いてあげる

などの工夫をし、出来る限り自然に近いかたちで室内で過ごさせましょう。

特に子犬の場合、免疫力が弱いです。

この時期は寄生虫や温度差から体調を崩したりと大変犬が弱りやすい時期なので注意が必要です。

強すぎる日射しは子犬の体力を奪い、アスファルトの熱は肉球にダメージを与えます。

また冷房のかけ過ぎにも注意してください。

体を冷やすと子犬はすぐにお腹を下します。

夏場に下痢をする犬はエアコンが効きすぎているか、もしくは冷たい物を与え過ぎです。

下痢が続くと脱水症状に陥り体力を消耗し、他の病気にも掛りやすくなり悪循環を起こします。

真夏は人と犬とでは体温調節に差がある為、エアコンの設定温度が大変難しくなります。

27°~28°程度に設定していれば犬も快適に過ごせますが、

我々は真夏ともなるとついついエアコンの温度を下げ過ぎてしまします。

犬が寒いと感じたら、ブランケットなどに逃げ込めるように、サークルやハウスの中に、体温調整を出来る物を置いておくと良いでしょう。

夏に活動的になる、蚊やフィラリア。

しっかりと対策していないと、子犬の場合これら害虫が原因で衰弱してしまい、最悪命に関わってくる事があります。

子犬の免疫力は特に弱いので、感染するとあっという間に衰弱してしまいます。

害虫予防もかねて一度動物病院へ行き獣医と相談するのも良いでしょう。

夏は犬の体力がぐっと下がる時期です。

理由はやはり気温です。

食欲が低下してしまった場合は、ドッグフードなどにささみなどの肉類を少量(脂っこくないもの)トッピングすると良いです。

他には、市販されているサプリメントの摂取も効果的です。

日頃からしっかりと栄養バランスを考え体力のある犬に育てましょう。

とくに子犬や老犬を飼っている場合は食にこだわりを持って下さい。

6月は梅雨まっただ中です。

ジメジメする季節は皮膚病に注意が必要です。ブ

ラッシングを多めにし、毛の状態をチェックしてください。

抜け毛や皮脂、汚れが残っていると、カビや菌が大量発生して様々な皮膚トラブルを起こします。

梅雨があけても湿度は相変わらず高いので、ポメラニアンのような被毛が多い犬種にとっては常にサウナ状態です。

新鮮な水で水分補給はこまめに行いましょう。

しかし、水の摂り過ぎはお腹を壊し、下痢、胃炎、嘔吐の原因となるので気を付けましょう。

他には食べ残しは与えない事(食中毒の観点から)が必要となります。

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