犬を飼う時に迷う事がいくつかありますが、毛色もその一つです。
犬選びは一般的に以下の手順により行われます。
まずは何犬を飼うかで迷い、
飼い主のライフスタイルや家族構成、家の作りによって大型犬か中型犬かまたは、小型犬かで選ぶ犬種が変わってきます。
同時に、活発な犬か、室内犬かを迷い、
最後にオスを飼うか、メスを飼うかで悩みます。
犬を飼う時に多くの事で悩みますが、いざ犬種選びをすると、必ずぶつかるのが、毛の色を何色にするかです。
洋犬などの場合は、犬種によって多くの毛色を持つ犬がいます。
例えば、
・ブラック
・ホワイト
・レッド
・ブラウン
・グレー
・タンカラー など..
チワワやダックスフンド、ポメラニアンなどの洋犬には多くの毛色が存在するので、理想の子に合うのが大変だったりします。
しかし、
柴犬の場合はそこまで毛色(カラー)は多くありません。
柴犬の毛色は全色で4色しかないのです。
とは言うものの、
柴犬にも4色の毛が存在するのでどの種類を選ぶか迷うはずです。
そこでここでは、
柴犬のカラーの特徴や毛の色によって異なる性格の違いなどをまとめています。
是非参考にしてみて下さい。
・赤色 ・白色 ・黒色 ・胡麻色 |
それぞれの毛色の種類とその特徴を順番にみていきましょう。
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柴犬の毛色の種類が少ないのには理由があります。
赤、黒、白、胡麻の全部で4色しかありません。
それに比べて洋犬は毛に多くのカラーと、種類を持ちます。
毛の色以外にも、ロングやスムース、またはワイヤードなど毛の色以外に、「毛の長さ」や「毛の硬さ」なども異なる場合があります。
しかし、柴犬の場合は毛の長さはショートしかありません。
これは何故なのでしょうか。
その秘密は柴犬の歴史にあります。
柴犬は純度が高い犬種です。
純度が高い犬種と言う表現ではしっくり来ないかもしれません。
簡単に解説していくと、
洋犬の場合は、様々な犬種が交配されてつくられています。
例えば、
・パピヨンは
スピッツやチワワの血が混じっています。
・チワワは
チャイニーズクレステッドドッグと交配されています。
・ヨークシャーテリアは
マルチーズやマンチェスターテリア、スカイテリア、ウォーターサイドテリアなどと交配されています。
このように殆どの洋犬は色々な犬を交配して作られています。
より小さくしたり、耳を尖らせたりと
目的に合った犬を誕生させる為に多くの犬と交配を行っていくのです。
それ故、
多くのサイズや毛色が存在しているのです。
これに対し、
柴犬は他の犬と交配されていないので純度の高い犬となります。
と言うのも、
柴犬は天然記念物に指定されている犬種で、昔の人たちが日本犬を出来る限りそのままの形で後世に伝えて行こうとしたからです。
柴犬は柴犬同士で交配され続けて来たので毛色の種類も少なく、毛の長さも同じなのです。
柴犬の歴史(ルーツ)は下記にて詳しく紹介しています。
赤色は柴犬の約8割を占める色です。
公園やお散歩している時によく見る柴犬のほとんどはこの色と言う事になります。
赤みの濃さはその犬により様々です。
赤色と言うより薄いベージュに近いかもしれません。
【特徴】
柴犬の可愛らしさを最も引出してくれるカラーです。
【性格】
利口で賢く、飼い主に忠実です。
柴犬の性格のスタンダードです。
優しく、どの犬とも仲良く遊びます。
愛嬌もあり、日本人との相性はばっちりです。
黒色の柴犬を見たことがある人は多いのでは無いでしょか。
しかし、ペットショップなどで探しても中々見つからない事もあります。
どうしても黒色の柴犬を飼いたい方は、ペットショップやブリーダーに予めお願いしておくと良いかもしれません。
黒色にも理想があります。
「鉄錆色(てつさびいろ)」と言い、やや褐色を帯びていて光沢が無くいぶしったような黒色が理想で、価格も高くなります。
【特徴】
柴犬をより凛々しく、強く表現してくれます。
顔(頬あたり)や胸に所々白色が混じります。
【性格】
活発的で運動が大好きです。
元気が良いので他の犬とのトラブルに気をつけましょう。
ソフトバンクのCMで「お父さん」役に抜擢され、人気に火を付けたのが白い色の柴犬です。
白い色の柴犬は珍しいので中々出会えません。
ソフトバンクのCMで人気になった為、
需要が高まり各ブリーダーやペットショップで多めにつくられたので、
一昔前に比べると今では見かけるようになりました。
人気があるので価格も通常の柴犬よりも高い価格で売られています。
しかし、白い柴犬は繁殖(ブリーディング)に問題があり、多く繁殖させる事を推奨されていません。
白い柴犬同士の交配では、生まれて来る子の多くは白になってしまうので、柴犬の他の色を保存する為にあまりブリーディング(繁殖)されない傾向にあるのです。
【特徴】
真っ白で清潔な印象を受けます。
しかし、毛の色が白い為、外で遊ぶと汚れが目立ってしまいます。
柴犬はドッグランなどで自由気ままに走り回る事が大好きな犬種です。
汚れてしまっても飼い主がこまめにケアしてあげれば問題ないので、他の毛色同様、沢山遊んであげましょう。
【性格】
神経質な子が多いので身体は常にキレイにしてあげましょう。
ブラッシングが頻繁に必要になります。
無駄吠えをする事があるので、幼犬期よりしつけは念入りにして下さい。
白い柴犬をキレイにするにはブラッシングが必要と同時に汚れをキレイに落としてくれるスプレーも必要です。
白色の柴犬同士の繁殖は特別です。
赤色・黒色・胡麻色 同士の繁殖の場合は、それぞれ別の毛色の子犬が生まれる事があるので「柴犬の種の保存」に役立ちます。
しかし、白色同士の場合のみ、白色の子犬だけが生まれる確率が高くなってしまいます。
すると柴犬の殆どが白色になってしまう事になるので積極的には行われていません。 |
胡麻色は、柴犬の他の3色が混じった色合いになります。
胡麻色は赤色の柴犬と間違われる事が多いですが、
赤色より暗い色になるのが見分けるポイントです。
また、胡麻色の中でも色の強みによって呼び名が変わります。
・赤胡麻(あかごま)
赤みが強い毛色
・黒胡麻(くろごま)
黒色が強い毛色
【特徴】
胡麻色の中でも、赤味が強かったり、黒味が強かったりしますので、均一な胡麻色は珍しいです。
赤・白・黒が均一に混じった綺麗な胡麻色は価格も高く設定されます。
きれいな胡麻色は繁殖が難しいので、色にこだわりを求める方は、多くのペットショップやブリーダーを回り、胡麻色の中でも違いを見分ける目利きが出来なければなりません。
多くの胡麻色を見て回ると良いでしょう。
【性格】
柴犬の中でも大人しい方で、賢く、育てて行く上で、手間はかからないでしょう。
中には気が強い子もいますが、基本的には柴犬はおっとりしている犬種です。
柴犬の中でもどの毛色を飼うか悩んでいる方は、
他の3色が混じっている胡麻色を飼ってみてはいかがでしょうか。
柴犬の子犬には、「黒マスク」と言って口の周りの毛が黒くなっている場合があります。
これは成長するに連れて段々と薄くなり、早くて6ヶ月頃から遅くても2歳過ぎには無くなるのが一般的です。
子犬の頃に口の回りが黒くてもおかしいと思わずそのままにしておきましょう。
黒マスクも愛嬌があり可愛いですよ。
柴犬を病気から守るには普段の生活の観察もとても大切ですが、
それ以前に毎日与える食事に気を遣う事がとても大切です。
何気なく毎日与えているドッグフードが実は柴犬の体を知らずの内に蝕んでいく事があります。
特に、スーパーやペットフードで購入したドッグフードは注意が必要です。
実はスーパーやペットフードで売っているドッグフードのほとんどは添加物が沢山入った物ばかりです。
安い物を沢山売る、利益を重視するスーパーやペットショップではこのようなドッグフード平気で売られているのです。
プロのブリーダーさん達は、毛質の事も考えるので、繁殖犬などには市販のフードは与えません。
与えるフードは100%無添加ドッグフードです。
添加物が沢山入ったドッグフードを食べて育った犬と、
100%無添加物ドッグフードを食べて育った犬とでは
・寿命
・体の衰えのスピード
に大きく差が出る事が分かっています。
愛犬をいつまでも健康的な体で長生きさせたい場合はナチュラルフード(100%無添加)に切り替えましょう。
1番のおススメの100%無添加物ドッグフードは下記の商品になります。
↓公式サイトよりどうぞ
是非一度参考にしてみて下さい。
100%無添加ドッグフードは、アトピーや、体質改善などにも効果的です。
悪い物を食べて育った犬は、体調不良から常にイライラしたり、攻撃的になったりする傾向もあります。
愛犬をゆったりと、快適に過ごさせてあげるのも飼い主の役目となります。
その為にはドッグフードにもこだわりを持ちましょう。
人間の子どもにも悪い物は与えないはずです。
犬も同じなのです。
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