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ミックス犬(雑種)とは

 

ミックス犬について 

世界でたった1頭の貴重な犬種です。組み合わせにより様々な犬種が生まれる為個性も様々。

ミックス犬とは交雑による交配を組み合わせて誕生する事を言い「雑種」「交雑種」「交配種」「異種交配種」などと呼ぶことがあります。犬の場合は「ミックス犬」(みっくすけん)「雑種」(ざっしゅ)と呼ぶのが一般的です。

実は、犬は元々は一種類でした。犬は異品種間の交配が可能な為、

今、人気のポメラニアンやチワワ、トイプードル、シベリアンハスキーなどは全て人の手により古来から理由があり品種改良を繰り替えして誕生した犬なのです。


ミックス犬の子は、交配する親の中間の特徴を持つ「雑種」が誕生する事が大半です。


ミックス犬は両親が対立する形質を持つ場合は、どちらかの出現する特徴を「優性遺伝子」、出現の見られない特徴を「劣性遺伝子」、対立遺伝子の中間が出現する場合を「中間雑種」と呼びます。


中には、品種の特定が出来ないような子も誕生しますが、この場合も「雑種犬」と呼ばれ、この子達は「商品」としての価値は低くなり、品種維持も困難なため雑種を生まない対策が必要とされています。

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特徴と性格

 

ミックス犬は雑種犬に分類されます。

性格もそれぞれなのでその子特有の個性を見極める事が重要です。親の犬種が分かっているならその親の性格などを把握しましょう。

ミックス犬は子犬の頃と毛の色が変化したり、

成犬になるに連れて体が急に大きくなったりと子犬の頃の容姿と成犬になった時の容姿が大きく変化する事があります。


それを踏まえて飼うとよいでしょう。


性格はどのような子になるのか予想し難いです。

そのため、子犬期から「噛み癖」、「攻撃性」、「臆病」などはしつけておく必要があります。

 

現在は様々な洋犬が増えた為、色々な雑種(ミックス犬)が増えました。

しかし、ミックス犬は組み合せなどにより、障害発生や、奇形などが誕生してしまう事もあり

「商売」として無理にミックス犬を作る事に疑問の声も上がっています。

 

基本データと一口メモ

 

原産国:それぞれ

体重:親の体重の平均数値

体高:親の体重の平均数値

毛色:親により様々な毛色の犬種が生まれる

運動量の多さ:犬の種類による

抜け毛:犬の種類による

吠えやすさ:犬の種類による

しつけの難しさ:犬の種類による

人気:犬の種類による

価格:犬の種類による

散歩時間:小型犬は10~30分大型犬は20~40分を目安に

寿命: 犬種による

 

ミックス犬の一口メモ

ミックス犬(雑種)は人の手によって生まれた子が多いのが特徴です。

また、売り手(大手のバイヤー)などが商売目的として改良しているケースが多々あります。

現在はミックス犬は需要があるので様々な子が誕生していますが、

元は自然交配ではない為、飼う際にはその点を充分考慮しておきましょう。

 

気を付けたい病気

 

交配する犬により様々な病気が考えられる。

中には血統が安定していない子も存在するので体調管理には充分に気を付けたい。

 

ミックス犬の歴史

 

日本の犬の歴史は、

日本で犬を飼う際は「日本犬」しか選択肢がありませんでした。

当時犬は現在で言うカラスのような存在でした。野良犬が存在し、群れて生活をし、人間社会に紛れ込み、ご飯を漁り、自由に遊び、寝る。


このように、野良犬は存在し、その子犬を拾って来てペットとして飼う家庭はごく少数であった。

大部分は野良犬であったが中には役割を担った犬も存在した。


猟犬・闘犬である。猟犬は猟師が仕留めた獲物のとどめを刺したり、獲物を吠えて知らせたりの役割を担った。


闘犬はショーでその強さを観衆に見せ合い娯楽として人々を楽しませた。

 

その他、武士が弓矢の腕を上げる為、的として扱われた犬もいる。

江戸時代には「鷹狩」が流行したので鷹の餌として扱われた犬も存在する。


このように犬をペットとして飼う意識は少なかったのである。

それが江戸時代まで続いた。

 

※綱吉の生類憐れみの令は「犬を大切にする」令であり当時の江戸ではとても大きな影響をおよぼしたが、これは例外である。

 

1732年に狂犬病が大流行して混乱を招いた。その当時犬に被害が出ただけでなく人にもウィルス感染が確認され、

さらには馬、キツネ、タヌキ、狼などにもその被害は及んだ。

これが原因で犬を飼う事は禁止され、狂犬病が確認されるたびに、野良犬は排除されていった。


では犬がペットとして意識され始めたのはいつであるか。

それは明治時代からである。明治時代から家庭で飼っている犬と野良犬を区別する法律が出来た。

首輪をはめ、鎖でつなぐことが義務付けられ、ペットとして区別させたのである。

 

この頃も狂犬病は度々見られその度に犬は排除されて行った。狂犬病は当時の悩みの種であったが、狂犬病ワクチンの発明により、事態は一変した。

昭和25年、狂犬病予防法が公布された。


飼い主には、飼い犬に狂犬病ワクチンの接種と届出が義務付けられ、

獣医師には狂犬病の届出義務が義務付けられ、行政には野良犬の抑留と処分が義務付けられたのである。

 

犬を飼うと言う事を意識させたのはヨーロッパ人が持ち込んだ文化である。

明治時代には犬を飼うと言う事が当たり前になっていたが日本に初めてその文化が持ち込まれたは、


1484年の細川家の犬との記録がある。この犬はヨーロッパから連れて来られたダックスフンドの祖先犬であるとされている。

 

日本に洋犬が持ち込まれたのは、南蛮貿易が行われた戦国時代であり一部洋犬の輸入が確認された。

江戸時代にはオランダから大名に洋犬が輸入された記録もある。

薩摩では琉球(現、沖縄)を通じて輸入された。

 

このようにして日本に徐々に洋犬が持ち込まれて行った。

 

昭和初期では洋犬を飼っている家庭も多くなり、ポメラニアンやチワワなどの洋犬も徐々に人気を得て行った。

 

現代は犬を飼う事が当たり前になって来ており、より珍しくより可愛い犬への需要が高くなった。

この事に目を付けたブリーダーがミックス犬を誕生させて行ったのである。

現在ではどこのペットショップに行ってもミックス犬が売られているのが当たり前の光景になっている。

 

ネットでも「ポメラニアン×シベリアンハスキー」や「ポメラニアン×チワワ」=チワプーなどと呼ばれる様々なミックス犬が話題を呼んでいる。

 

ミックス犬とは最近の流行に因んでつけられた呼称であり以前は「雑種」と呼ばれていた。

雑種の呼称だと流行らないとしたブリーダー団体が現在の「ミックス犬」との呼称を流行らせ、それと同時に雑種を流行らせて行ったのである。

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